夜のお店と言っても、いわゆる「飲み屋さん」は営業許可の種類よってできること、できないこと、していいこと、ダメなことが分かれます。
だいたいこんな感じと知っておくと、店選びが手早くスマートにできるし、アブナイお店を嗅ぎ分けることもできるようになりますよ。
接待があるか、ないか
ここで言う「接待」は、大きく分けておねえちゃんが席のとなりの座る接待行為があるか無いかと思ってください。
「きれいなおねえちゃんのいる店に行こうー！」ってなった時に、隣についてくれるのを想像しますよね。ワクワクしますね。はい。
一方、店に入ってみたら「おねえちゃん、カウンター越しかよ！！」ってなる店もありますね。
なにが違うのか、見ていきましょう。
隣に座って接待してくれる店は風俗営業許可をとってます
ズバリ、「風俗営業許可」をとっているお店です。
これをとっていないと、隣におねえちゃんを付けて接待行為をしてはいけないんですねー。
ちょっと強めの言い方をすると「違法行為」になりかねないです。
こうなると接待行為とは？ってなりますよね。
風営法ではこんな感じに定義されているそうです。
歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと
ここでは一般的な理解として数例をかなりふんわり書いてみますね。
風俗営業許可の接待行為とは？超簡単に説明します。
・話し相手やお酌
接待ですよん○ 客の近くにはべり、継続的に話し相手やお酌する
接待じゃない× お酌だけして、すぐにその場を立ち去る
接待じゃない× カウンターの内側で、客のオーダーのお酒などを出す
接待じゃない× 一般的な挨拶や世間話程度
・歌唱、ダンス、ショー
接待ですよん○ 個室なんかで特定の客やグループに対して行う
接待じゃない× ホテルとかのディナーショー（不特定の客）
・カラオケ
接待ですよん○ 特定の客のにはべり、歌うを勧める。その客の歌に合わせて手拍子など
接待じゃない× 不特定の客に対して歌うことを勧める。手拍子など
・ボディタッチ
接待ですよん○ カラダを密着させるとか、手を握るとか。客のカラダに接触する。
接待じゃない× 挨拶の握手とか、荷物や上着を預かることや、酔っぱらの介抱。
特定の客に対して楽しんでもらうのが「接待行為」ってことで。
あ、おねえちゃんに「あ～ん」て食べさせてもらうやつも「接待行為」ですよー。
クラブ、ラウンジ、キャバクラなんかはコレです。
接待行為がある ＝ 風俗営業許可
営業時間が肝です
風俗営業許可をとっている店は、営業時間も厳しく決まっているみたいです。
地域差があるかもしれませんが、午前0時以降の入店はできないとか。店を出なくちゃいけないとか。
せっかく入ったのに30分しかいられなくて閉められたとか悲しいですから、入店時にしっかり確認しましょう。
これはその時刻になったら、行燈（あんどん）=看板の照明を落としますからわかりますね。
おねえちゃんが隣に座らない店は？
一方こちらは、「深夜営業許可」ですね。
翌朝6時まで営業可能です。
さきほどの「風俗営業許可」の反対で、「接待なし」でアルコール提供をメインするお店と憶えておけばいいです。
バーとか居酒屋とかがイメージしやすいです。
お店の経営方針によりますが、スナックやパブなんかは深夜営業許可をとるお店もあるみたいです。
「風俗営業許可」をとると「深夜営業許可」はとれないそうなので、各お店がどちらかを選んで営業しているようです。
※ちなみに「主食」をメインに提供する飲食店は深夜営業許可の届けを出す必要が無いそうです。
ラーメン屋とかですかね。
スポーツバーで日本代表戦の応援してるのは？
こちらは接待を伴わずに酒類の提供して「遊興」させるってことで、「特別遊興飲食店営業許可」ってやつになるそうですよ。
スポーツバーのほか、カラオケ、ショー、ライブ、ダンスなどのお店ですかね。
まとめ
風俗営業許可：きれいなおねえちゃんが隣について接待してくれます。
深夜営業許可：朝までお酒が飲めます。おねえちゃんはついてくれません。
特別遊興飲食店営業許可：日本代表戦はこちらで応援しましょう！
